カメラやプリンター、半導体などで有名なキヤノンは過去31年間も減配していないめちゃすごな企業です。
配当投資家にとって減配リスクがないことは、なによりも安心感があります。
そこで今回は、キヤノンの株価分析をしたいと思います。
目次
キヤノン[7751]の株価情報
- PER(予)18.4倍
- PBR(実)1.08倍
- 配当利回り(予)5.39%
ここ最近の株価暴落で高配当銘柄が増えているとはいえ、キヤノンの配当利回りは別格にいいですね。
PBRも1倍近くになってきているため狙い目ですかね。

営業利益

中国や欧州の景気減速を背景にデジタルカメラの販売が落ち込み純利益が前年同期比45%減になっています。
世界No.1シェアで売り上げの柱でもあるデジタルカメラの不況は業績に直接響きますね。
EPS(1株当たりの利益)の推移

前期同様に業績がよくないことからEPSの数値も良くありません。
スマートフォンのカメラ性能が上がり、一眼レフなどの需要が少なからず減少している可能性もありますね。

キヤノン[7751]の財務状況
自己資本比率

自己資本比率は問題ありませんね。
一般的に50%以上だと理想的だとされています。
自己資本比率で会社の財務基盤が安定しているかどうかを知ることができます。
いかに業績がよくても財務状況が悪ければ倒産する可能性だってあるため、投資する際には必ず調べる指標です。
流動比率

めちゃめちゃいいですね。
右肩上がりで伸びています。今期は300%近い流動比率になっていますね。
一般的に120%以上だと優良水準とされているため、キヤノンは問題ありません。
ROE(自己資本利益率)の推移

ROEが高ければ高いほど、投資価値のある会社だと判断されます。
キヤノンはここ最近業績が良くありませんがROEの数値は伸びていますね。
8%でも悪くはないですが、できれば優良水準である10%以上になることを期待します。

キヤノン[7751]の配当金と配当性向
配当金推移

キヤノンは、31年間一度も減配していません。
素晴らしいですよね。この調子でNOT減配を続けていって欲しいですね。
配当性向

流石に配当性向は高くなっています。
業績が悪くても減配をしない点は評価できますが、このままの業績ではいずれ減配になってもおかしくありません。
業績回復を願うのみです。
キヤノン[7751]まとめ
財務状況は問題なし。
キヤノンの株価は低迷中のためこのへんで購入しておくのもいいかもです。
長期保有のインカムゲインを主力に考え、株価が戻ってきたタイミングでキャピタルゲインを狙っての2重取りなんかもいいと思います。
ちなみになんですが” キャノン“ではく” キヤノン “ですのでお間違いなく!(^^)!
以上が、キヤノンの株価分析でした。