三菱商事は、三菱グループの大手総合商社で1000以上の子会社があり、約8000人の従業員がいる巨大企業です。
商社関連の株が欲しいと思っていて、その候補に三菱商事があります。
三菱商事は「累進配当」を実施している貴重な企業の一つでもありますしね。
累進配当とは、減配せず配当維持もしくは増配を実施することです。
それでは株価分析をしていきましょう。
目次
三菱商事[8058]の株価情報
2019年8月9日時点の終値は2,652.5円です。
- PER(予)7.0倍
- PBR(実)0.75倍
- 配当利回り(予)4.71%
三菱商事の業績は好調ですが、PBRが1倍割れしているため今が買いのチャンスですね。
優良企業でPBRが1倍以下だと、後に適正価格(PBR)まで戻ることが期待できるため、キャピタルゲインを狙うことができます。
株の鉄則である「安い時に買い、高い時に売る」の典型例ですね。

事業セグメント

機械、金属事業の利益が大きいですね。特に金属事業は利益の約50%を占めています。
総合商社ということもあり、景気の影響はすごく受けそうですが、2018年度の業績はいいみたいですね。
EPS(1株当たりの利益)の推移

右肩上がりに伸びていますね。
EPSは1株あたりの当期利益の大きさを表しているため、値が大きいほどいいとされています。
三菱商事のEPSの数値は高いため、収益性が高いですね。

三菱商事の[8058]の財務状況
自己資本比率

右肩上がりで伸びているとはいえ、高い数値ではありません。
優良水準とされる50%まで伸びて欲しいですね。
まあ三菱商事の自己資本比率は悪いわけではないので気にしすぎることもないかもですが。
ROE(自己資本利益率)の推移

一般的に10%以上だと優良企業だとされています。
三菱商事は10%を超えているため高い水準です。
ROEが高いと、株主から集めたお金を上手に使えていて効率よく稼いでいるということですね。

三菱商事[8058]の配当金と配当性向
配当金推移

順調ですね。今期の増配予定はありませんが、業績も好調なことから増配を期待したいです。(僕は株主ではありませんが。。。)
配当利回りも4.35%と十分に高配当銘柄といっていいですね。
配当性向

配当性向も30%程度と十分に配当余力を残しています。
引き続き増配に期待が持てますね。
累進配当といえ油断はできない三菱商事
ここまで分析してみて、業績、財務状況どちらも良い状況でした。
しかも、株価も割安ですし、インカムゲインとキャピタルゲインどちらも狙えそうな優良銘柄だと思います。
ここ最近商社関連株をなにか買おうと考えていたので、三菱商事はとても魅力的ですね。
三菱商事は「累進配当」といっても、2012年度、2015年度に減配している点が気になるところではあります。
しかし「累進配当」の方針を掲げたのは2018年度からですので今後は減配のリスクは低いと思います。
とはいいつつも、日本を代表する大企業で超優良企業でもあるため倒産リスクはゼロに等しいですけどね。
現在3,000円切っていることもあり、積極的に買いにいきたいです。
以上が三菱商事の株価分析でした。
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