ヤマハ発動機は「YAMAHA」のロゴでお馴染みの企業ですよね。
楽器やバイクなんかで、よくみかけたりするかと思います。
二輪車トップメーカーで配当利回りが4%以上と投資対象として気になっている銘柄の一つです。
そこで今回は、ヤマハ発動機の株価分析をしたいと思います。
目次
ヤマハ発動機[7272]の株価情報
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マネックス証券10年チャートより引用
2019年9月13日時点の終値は1998円です。
- PER(予)8.7倍
- PBR(実)1.02倍
- 配当利回り(予)4.5%
2018年1月をピークに右肩下がりになっています。ピーク時の半値ほどになっていますね。
PBRが1倍近く、割安感があります。

それにしてもヤマハってこんなに配当利回り高かったんですね。少しびっくりです。
営業利益

営業利益はその企業が本業で稼いだ利益を示すものです。
毎期、売上高が上がっているわけではないですが、長期的にみると伸びてはいますね。
事業別売上高

ヤマハ発動機の売上高は二輪車に依存している状況ですね。売上高の約6割を占めています。
YAMAHAといえば二輪車のイメージがある通り、売上高もほぼ二輪車ですね。
ちなみにマリンは、ボートやヨットなどのマリン製品のことです。
EPS(1株当たりの利益)の推移

2017年以降、下がり続けています。
EPSは企業の収益性や成長性を見ることができます。
ヤマハ発動機のEPSは下がっているものの、なかなか高い数値だと思います。

ヤマハ発動機[7272]の財務状況
自己資本比率

右肩上がりで伸びています。
ヤマハ発動機は40%以上で優良水準ですね。
自己資本は返済義務がないお金ですので、「自己資本比率が高い = 潰れにくい企業」となります。
流動比率

2017年から約20%下がっていますが、それでもヤマハ発動機の流動比率はかなり高い水準になっています。
流動比率をみれば、その企業の短期的な支払能力が分かります。
流動比率が100%以下の場合、入ってくるお金よりも支払うお金の方が多い状態となるため、資金繰りが苦しくなります。
資金繰りがうまくいかない企業はどれだけ稼いでいても倒産に陥ってしまうため、流動比率が100%未満の企業には注意が必要です。
ROE(自己資本利益率)の推移

ヤマハ発動機のROEは抜群にいいですね。
日本企業の一般的なROEの水準は8%程度ですので、それに比べてヤマハ発動機は倍程度あります。
ROEは自己資本をいかに効率的に運用して利益を上げているかを測る指標で、ROEが低いとすなわち経営の能力が低いということになります。
逆にROEが高い企業は経営が上手ということですね。

ヤマハ発動機[7272]の配当金と配当性向
配当金推移

ヤマハ発動機の配当金は、いい感じに高いです。
配当利回りも4%以上と十分高配当企業といっていいでしょうね。
配当性向

配当性向は30%台にキープされています。
ヤマハ発動機の株主還元方針には、「当期純利益の30%を配当性向の目安にする。」
となっているため、業績が成長しないと増配は厳しいかもしれません。
現に今期の配当は増配なしでしたしね。
ヤマハ発動機[7272]の株主優待
ヤマハ発動機は株主優待も充実していて、長期保有特典まであります。
~3年未満保有~
- 100株:1,000ポイント
- 500株:2,000ポイント
- 1,000株:3,000ポイント
~3年以上保有特典~
- 100株:2,000ポイント
- 500株:3,000ポイント
- 1,000株:4,000ポイント
ポイント数に応じて、優待品の中からお好きなものをお選ぶことができます。
ヤマハ発動機HP株主優待情報 →https://global.yamaha-motor.com/jp/ir/individual/yutai/
ヤマハ発動機[7272]のまとめ
優良企業ですね。知名度抜群ですし。
業績の伸び悩みは気になるものの、財務状況優良なうえ高配当 + 株主優待制度ありとめちゃめちゃ魅力的な企業です。
ヤマハ発動機の株価は割安水準になっているので、こここらへんで購入してもいいかなと思えてきましたね。
以上が、ヤマハ発動機の株価分析でした。