米国株には興味があるけど、ちょっと難しそうだなーと思っている人に向けて簡単に米国株のメリットとデメリットを紹介したいと思います。
結論から言いますと
- 1株から投資が可能
- 配当金の支払いが年4回の企業が多い
- 株主還元に積極的
- 市場の流動性が高い
- 夜間での取引が可能
- 人口増加で今後も経済成長が見込める
- 為替リスクがある
- 売買手数料が割高
- 日本株よりハイリスクハイリターン
- 税の二重課税
それでは米国株のメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。
目次
米国株のメリット
米国株は1株から購入が可能
日本株の場合だと1単元100株であるため、1つの銘柄を購入するにしても最低10万円程度必要です。
しかし米株の場合ですと1株から購入することが可能であるため、超有名企業の株も数千円程度で購入することができます。
つまり、日本株に比べて少額投資することができるため日本株よりも手軽に投資を行うことが可能です。
配当金の支払いが年4回の企業が多い
米国企業のほとんどが年4回配当金を支払います。
配当金のみで生活を考えている人にとっては年4回、配当金の受け取りができるため大変ありがたいですね。
株主還元に積極的
米国企業は企業が得た利益を株主に還元する意識が日本企業より強く、株主に対して積極的に利益還元を行います。
25~50年以上連続で増配している企業も多く、25年以上連続で増配している企業は100社以上も存在しています。
悲しいことに日本企業の場合は花王の1社のみです。
市場の流動性が高い
米株は上場している企業数も日本に比べて多くあり、取引数も圧倒的に多く活発です。
夜間での取引が可能
日本株式の場合だと9:00~15:00までとサラリーマンなど日中働いてる人はリアルタイムで参加することができません。
その分、米株は時差があるため日本時間の夜に取引が行われます。
米国夏時間
日本時間:夜22:30 ~ 朝5:00
米国冬時間
日本時間:夜23:30 ~ 朝6:00
仕事が終わって帰宅後に取引を行う。また早起きして取引を行うことが可能です。
米国の経済は今後も成長
経済が成長するためには人口の増加は必須です。
人口が減ればそれだけ物を買う人が少なくなり利益が減少します。
日本は人口減少が大きな問題となっていますが、米国は現在進行形で人口が増加しています。
米国株のデメリット
為替リスクがある
例えば日本株の場合、1000円で買った株を2000円で売ったとすると、2000円 – 1000円 = 1000円が利益になります。(ここで税金のことは考えないことにします。)
しかし米株で、1000ドル保有、1ドル100円だった場合、現時点の資産を日本円にすると、
1000ドル × 100円 = 100000円になります。
これが1ドル90円になると、
1000ドル × 90円 = 90000円になります。(1万円の損失)
ただ110円と円安になると差益がでますので、リスクはあるがリターンもあります。
売買手数料が割高
日本株に比べて米国株に限らず外国株は割高になります。
日本株ですと、ネット証券を利用すれば1日10万円以下の取引は無料にしている証券会社も多く存在しています。
それに比べて米株取引だと売買手数料が0.45%がかかります。
10万円分の米株を購入すると10万 × 0.45% = 450円かかってしまいます。
日本株ではかかることがない費用も米国株ではかかってしまうためデメリットですね。
日本株よりハイリスクハイリターン
日本株ですと、1日の値動きにストップ高、ストップ安が設定してあり、1日の値動きに制限があります。
それに加え米株だと、値動きに制限がないため制限なく乱高下します。
税の二重課税(配当金)
米国株の配当金を受け取る際には現地で10%課税された後に日本で20.315%税金がかかります。
例えば100ドルの配当金を受け取った場合ですと、現地で10ドル、残りの90ドルから20.315%(約19ドル)の税金がとられ、受け取れる配当金は
100ドル – 10ドル – 19ドル = 71ドルになります。
税の二重課税は外国税額控除で取り戻せる
外国税額控除を利用すれば二重にかかる税金も控除され、二重にかかった税金を取り戻すことが可能です。
米国株のメリット・デメリットのまとめ
米株と聞くと難しそうと思われがちですが、日本株で取引きするときと違いはほとんどありません。
日本株に比べてメリットが多くある米株ですのでいままで気になっていたけど始められなかった人はこれを機に始めてはいかがでしょうか?(もちろんデメリットを理解した上ですが。。。)
僕自身は日本株、米株の両方で取引きしていますが、今後は経済成長が見込める米株を中心に取引を行っていこうかと考えています。
以上が米株のメリット・デメリットの紹介でした。